生命の時間図鑑 グラフで見る動植物の体内時計 ヘレン・ピルチャー
2024.03.19 Tuesday | by sanasen
吉井大志 翻訳・監修
ビーバーは偉大なり。体内時計が副題についているのは謎。生物に関する時間のことなら何でもフルカラーのビジュアルで見せてくれる本だった。人間といろいろな生物の時間感覚の差が倍率で示されているのも興味深い。しかし、人間がハエを叩き潰すことはできるので、どんなに見えていても回避不能の攻撃はあるのだ。あるいは意識の外から攻撃するか。
イギリスでビーバーが野外に離されたことで生物の多様性が年々あがっていった研究がすごかった。人間の開発では生物多様性が減少するのが普通なのに、ビーバーがやると増加してしまうなんて……さすがに放たれた土地のポテンシャルによる部分もあるのだろうな。
もともと住んでいなかった地域に離すわけにもいかない――でも、個人的には杉を刈ってくれたら喜んでしまいそう。日本だと地震でビーバーのダムが決壊して下流に被害までありえるから難しい。
そこは地域に適した方法を使うしかない。
あと、死亡直後ならクジラの耳垢から多くの情報を得られることを覚えておくとストランディングの通報にもっと積極的になれるかもしれない。
ビーバーは偉大なり。体内時計が副題についているのは謎。生物に関する時間のことなら何でもフルカラーのビジュアルで見せてくれる本だった。人間といろいろな生物の時間感覚の差が倍率で示されているのも興味深い。しかし、人間がハエを叩き潰すことはできるので、どんなに見えていても回避不能の攻撃はあるのだ。あるいは意識の外から攻撃するか。
イギリスでビーバーが野外に離されたことで生物の多様性が年々あがっていった研究がすごかった。人間の開発では生物多様性が減少するのが普通なのに、ビーバーがやると増加してしまうなんて……さすがに放たれた土地のポテンシャルによる部分もあるのだろうな。
もともと住んでいなかった地域に離すわけにもいかない――でも、個人的には杉を刈ってくれたら喜んでしまいそう。日本だと地震でビーバーのダムが決壊して下流に被害までありえるから難しい。
そこは地域に適した方法を使うしかない。
あと、死亡直後ならクジラの耳垢から多くの情報を得られることを覚えておくとストランディングの通報にもっと積極的になれるかもしれない。
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