世界遺産アンデス・インカをゆく 義井豊 小学館
2024.02.29 Thursday | by sanasen
天野芳太郎の逆転人生に惚れ込む。海外で実業家として成功したが、第二次世界大戦で全てを失い収容されて、それでも再び成功者になっている。そしてペルーに重要な博物館を遺した。自分の人生も間接的に訪問者に考えさせることになっているのが上手い。
本書は世界遺産になった遺跡などを中心にペルーの歴史や風土を1974年の初訪問以来撮りためられたであろう貴重な写真で紹介している。子どもたちはどこにいても笑顔で元気だが、顔に表れた日焼けの強さに高山地帯の紫外線の強さも感じられた。
おかげで頬がカチンコチンであると触感の情報も言及されている。
定番のマチュピチュ遺跡について、たくさんの写真があって、3050mのマチュピチュ峰から遺跡を見下ろして撮った写真はまるで空撮のようだ。
ハイラム・ビンガム道にも迫力があった。
インカ帝国関連だけじゃなくて、それ以前の文化・文明もとりあげており、有名なナスカ地上絵から東京大学古代アンデス調査隊が発掘しているクントゥル・ワシ遺跡の金製品などいろいろな写真が楽しめた。
トラクターで大規模な盗掘を行った荘園主アウリッチはちょっと許せない。
刑務所にされていたチチカカ湖の月の島で起きたというサッカー大会日の大脱走が太陽の島の伝説と並ぶものに感じられてしまって興味深かった。
本書は世界遺産になった遺跡などを中心にペルーの歴史や風土を1974年の初訪問以来撮りためられたであろう貴重な写真で紹介している。子どもたちはどこにいても笑顔で元気だが、顔に表れた日焼けの強さに高山地帯の紫外線の強さも感じられた。
おかげで頬がカチンコチンであると触感の情報も言及されている。
定番のマチュピチュ遺跡について、たくさんの写真があって、3050mのマチュピチュ峰から遺跡を見下ろして撮った写真はまるで空撮のようだ。
ハイラム・ビンガム道にも迫力があった。
インカ帝国関連だけじゃなくて、それ以前の文化・文明もとりあげており、有名なナスカ地上絵から東京大学古代アンデス調査隊が発掘しているクントゥル・ワシ遺跡の金製品などいろいろな写真が楽しめた。
トラクターで大規模な盗掘を行った荘園主アウリッチはちょっと許せない。
刑務所にされていたチチカカ湖の月の島で起きたというサッカー大会日の大脱走が太陽の島の伝説と並ぶものに感じられてしまって興味深かった。
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