パレオパラドキシアが見たみずなみのうみべ 瑞浪化石博物館
2024.03.06 Wednesday | by sanasen
〜化石から学ぶ瑞浪が海だったころ〜
世界で7体目、日本で5体目になる頭骨をともなうパレオパラドキシアの骨格標本発見の記録。世界地図でのマーキングから残りの2体はアメリカと思われる。
貴重な標本であることは間違いないが、前足は両方とも失われてしまっている。構造上、後ろ足より外れやすいとのこと。他の日本標本でも泉標本は前足も黄色で塗られているので、くっついていたようだ。残りについては大野原標本には両手両足がないことが確実、復元骨格が組み立てられていて元の部分が図示されていないので分からなかった。写真の質感は津山標本も梁川標本も復元部分っぽい?
この標本は胸骨は残っているのだが肋骨とはくっつかないのが自然な状態みたい。そこからもパレオパラドキシアは海棲の割合が高いと判断できるのかなと想像。
標本のことを「この子」と書いているので幼い個体をイメージしていたのに、第三大臼歯が生えているから人間で言うと60歳以上だとあって、勝手に衝撃を受けた。60歳以上で死んで他の哺乳類に「この子」と呼ばれるとは、このパレオパラドキシアも思っていなかっただろうな。
世界で7体目、日本で5体目になる頭骨をともなうパレオパラドキシアの骨格標本発見の記録。世界地図でのマーキングから残りの2体はアメリカと思われる。
貴重な標本であることは間違いないが、前足は両方とも失われてしまっている。構造上、後ろ足より外れやすいとのこと。他の日本標本でも泉標本は前足も黄色で塗られているので、くっついていたようだ。残りについては大野原標本には両手両足がないことが確実、復元骨格が組み立てられていて元の部分が図示されていないので分からなかった。写真の質感は津山標本も梁川標本も復元部分っぽい?
この標本は胸骨は残っているのだが肋骨とはくっつかないのが自然な状態みたい。そこからもパレオパラドキシアは海棲の割合が高いと判断できるのかなと想像。
標本のことを「この子」と書いているので幼い個体をイメージしていたのに、第三大臼歯が生えているから人間で言うと60歳以上だとあって、勝手に衝撃を受けた。60歳以上で死んで他の哺乳類に「この子」と呼ばれるとは、このパレオパラドキシアも思っていなかっただろうな。