世界の辺境案内 蔵前仁一・金子貴一・鎌倉文也・山本高樹ほか

 副題は「観光ガイドではたどりつけない!?”世界の果て”の歩き方」
 表紙はおそらくシーランド公国(折り返しでシーランド公国が含まれるマンセル要塞だと確認できた)。ネタ的な未承認国家から核廃棄物があふれかえり接近するだけで死亡する恐怖の土地まで、世界中で近づきがたい土地の案内を集めた物好きな本。
 案外、アマゾンの秘境は少ないもので、情報のインパクトも重視されている模様。アマゾンで唯一出てきたケマダ・グランデ島は大量の毒蛇が住んでいて、その毒が犯罪に使われると警察が特定できない可能性があるという島だった。
 トロルの舌は確か死者が出たんだよな。

 日本の沖ノ島は何故か登場していない。タイミングが悪かったのかもしれない。青木ヶ原樹海はここに取り上げられている秘境と比べれば小粒に感じた。ただ紀行文は良かったので不満には思わなかった。
 できるだけ実際に訪れたことのある人に紹介記事を書いてもらう編集姿勢は立派だった。ただし、キャプションが間違っているところが2カ所あった(前の写真のキャプションがそのまま入っている)。

 地獄の門(トルクメニスタン)とセントラリア(アメリカ)のイメージが重なって混乱する。前者には行ってみたいなぁ。アクセスしやすいのは後者だが。

関連書評
秘境マルケサス諸島 佐藤秀明・篠遠喜彦
世界で一番美しいペンギン図鑑 水口博也・長野敦

世界の辺境案内
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世界一楽しい遊べる鉱物図鑑 さとうかよこ

 鉱物で楽しく遊ぶ肩肘の張らない本。図鑑に載せられている鉱物は一般市民が購入できるグレードのものが多い。ダイアモンドは流石にがっかり品質すぎた気もするが……。
 漢字の和名と英名のカタカナ表記を併記していることも特徴だ。発音にうるさい人には微妙かもしれないが、ミネラルショーで聞く分には使えそう。
 ただ図鑑に書いてあることはウェブサイトくらいの信用度で読んだ方がいい。自然鉄が月にはあるけど、地球には発見されていないなどと間違った内容も見つけた。

 後半からの鉱物での遊び方が本題で劈開で割ってみたり、蛍光させたり、人工結晶を作ったりといろいろ楽しんでいる。人工結晶図鑑は新鮮だった。
 工作でつくる標本箱もなかなか本格的だ。標本箱ネックレスは少し作ってみたいと思わされた。

関連書評
楽しい鉱物図鑑 堀秀道
ときめく鉱物図鑑 宮脇律郎 山と渓谷社
宝石と鉱物の大図鑑〜地球が生んだ自然の宝物 スミソニアン協会

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世界一楽しい 遊べる鉱物図鑑
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グーグルアースでもっと地球を遊ぼう!徹底活用編(感想二回目)

 沢村徹・エクスメディア共著
 2007年9月版のグーグルアースなので、もう十年以上前のソフトになってしまう。それなのに驚きの機能がたくさん搭載させていて、まったく使いこなせそうにないことに何ともいえない気分になってしまった。
 スマホが普及する前でもあるらしく、GPSはわざわざソニー製のロガーを用意している。
 確かグーグルプラスの機能はフリーに解放されたはず。プロも?
 紹介されているファイルのリンクはどれくらい残っているのかなぁ。

 都市の3Dデータも充実しているに違いなく現状が楽しみである。当時は一部の都市からデータが集まり始めていたと知ることができるのは、資料的な価値があるかもしれない。
 グーグルマーズは当然として、いまならグーグルプルトーもあるんだろうな。

 オプションを使ってのカスタマイズ方法が、目的別に3種類にわけて紹介されている。あまり考えずに目指す設定ができるので便利そうだった。
 予算が許すなら、ともかく早い回線と高性能パソコンを保有しちゃうのが一番よさそうではある。

関連書評
グーグルアースで地球をもっと遊ぼう! 澤村徹:読んだことを完全に忘れていた…。
Google Earthでみる地球の歴史 後藤和久

超図解 Web2.0グーグルアースでもっと地球を遊ぼう!徹底活用編 (超図解シリーズ)
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カテゴリ:ハウツー | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0)

12か月栽培ナビ10〜オリーブ NHK趣味の園芸

 意外と寒さに強く短期間なら−10℃まで耐えられる。というか、実をならせるために10℃以下の日が20日以上必要だ。なので沖縄で実がなった事例が珍しいこととして紹介されている。

 日本での栽培がじわじわ増えているオリーブの育て方をナビゲーション。多くの品種に自家結実性がないため、異なる品種を1本ずつは育てないと実を楽しめない点がネックである。
 同好の士や販売店に花粉を分けてもらう裏技も毎年続けるのは骨が折れそうだ。実家に帰ってきて欲しい親が、子供に一株だけオリーブをプレゼントしてりして――そんなにしっかり貰った樹木の世話ができる子供なら、変な理由がなくても帰省してくれそうだ。

 油の搾り方はもちろん、苛性ソーダで苦みを抜くことでもっとも若い果実でも食べられるようにする方法が紹介されている。そこまでして食べたいか……他に育てられるもののない厳しい地中海の土地ではできるだけ長い期間、オリーブを食べられる方法が工夫されてきたのであろう。
 食べ方にも作物の歴史を感じた。

関連書評
そだててあそぼう79〜オリーブの絵本 たかぎまさと・へん
つくってあそぼう15〜油の絵本 すずきおさむ・へん

オリーブ (NHK趣味の園芸12か月栽培ナビ(10))
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カテゴリ:ハウツー | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0)

眼科専門医が作った貼るだけで目がよくなるすごい写真 林田康隆

 ほんとー?
 疑いながらも、ちょっとでも視力がよくなったらラッキーと思って読んでみた。毎日1分はみる必要があるので自分で試すことはできないかも。
 写真がすごいというより、写真をきっかけに目を休める時間を作ることに効果があるのかもしれない。常軌を逸して目を酷使している人には確実に効果があるものと思われる。

 同じ場所から撮ったピントの異なった二枚の写真に、効果があるというのがおもしろい。写真はすでに平面になっているはずが、それでもピント機能に影響を与えるのか。
「脳内視力」という脳による映像補正能力に関連した言葉も出てきた。
 現代人は目に入ってくる情報量が多すぎて漫然とみてしまう悪い癖がついているとか。

 用途の関係で本が切り離して写真1枚ずつ、任意の場所に貼れる構造になっている。ポストカードブックっぽい。
 これなら同じ写真を複数の場所に貼りたい読者がいれば二冊目を買ってくれる可能性も少しは期待できる――カラーコピーされる可能性が高い。

関連書評
撮りに行ける風景写真 全国撮影地ガイド

眼科専門医が作った 貼るだけで目がよくなるすごい写真
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カテゴリ:ハウツー | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0)

稼げる!農家の手書きPOP&ラベルづくり 石川伊津

 本のタイトルまで農作物のPOP風になったある意味で徹底した本。「稼げる!」のアオリが生々しい、農家向けPOPの作り方をわかりやすく説明している。
 他の農家がPOPを使うなら、こちらも使わざるを得ない。軍拡競争じみた状況になり、際限なく農家の労力が販売に投じられる恐れがある。POPを禁じている売場があるとの説明にも納得した。今度はラベルに凝ったりするらしい……。
 規制がない場合は利益をあげるためにも、広告に挑戦しなければいけない。構造を変えられないなら、その構造の中で、方法を紹介してくれるのはありがたい。そんな皮肉な見方がついつい湧き上がってきた。

 キャラクターの簡単な描き方は本当に簡単そうで、場合によってはいらすとやみたいに、ちまたにこの絵が溢れそうに感じる。そういえばネットのフリー素材を使って広告する方法は紹介されていなかった。
 手作りの素朴さを重んじている影響もありそうだ。

 POPに使う字の説明で「達筆である必要はない」と説明しながら、教科書的な意味での達筆じゃなくても、サンプルの字が非常にうまいことにはニヤニヤしてしまった。
 きっちりサイズが揃っていて、本当に見やすい字だった。意外と学校の先生の参考になるかもしれない。それは、それ用の書体があるのか?

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書店ポップ術 梅原潤一
手書きPOPで売場カイゼン! 石川香代
仕事、人生がはかどる!ふせんの技100 舘神龍彦

稼げる! 農家の手書きPOP&ラベルづくり
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カテゴリ:ハウツー | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0)

地域の食をブランドにする!〜食のテキストを作ろう 金丸弘美

 地域の食材を広報していくにあたって有効な「食のテキスト」づくりについて解説したブックレット。
 実際に食のテキストの例が掲載されていて、なるほど確かに興味深い内容だった。特にコウノトリを育てる米の農法は興味深い。
 言及されている守口大根は岐阜じゃなくて愛知の野菜じゃないかと思っていたら、愛知と岐阜の野菜であって、大阪にもあるらしい。

 給食に関する「食育基本法」が紹介されているのだが、それを読むと「完食パワハラ」が起きる背景にも少しつながっている気がした……食のテキストで生徒に親しみをもってもらうことができれば、少しでも食べやすくなるかもしれないが。

地域の食をブランドにする!――食のテキストを作ろう (岩波ブックレット)
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撮りに行ける風景写真 全国撮影地ガイド

 日本全国の撮影地をもちろん写真作品つきで紹介するガイド。簡単な周囲の観光地案内もついているが、まれに「何もないところです」と言われてしまう撮影地もある。撮影に集中できるところがいいところ。天気が悪かったら観光に切り替えるのに苦労しそうだけど……。

 プロ写真家による写真アドバイスも付属していて、読んだ直後は撮影技術がレベルアップした気分になった。
 ちゃんと実行して身につけないと、すぐに忘れてしまうのだろうけど。

 投稿作品も賞に選ばれた作品ばかりなので優れたものが多くて楽しめた。被写体になる人物や船など見事なタイミングで撮影された作品も多くて、この一冊が生まれるのに費やされた時間の合計を想像すると気が遠くなる。

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デジタルカメラによる天体写真の写し方 中西昭雄
野鳥撮影術〜鳥の魅力を引き出す表現テクニック 山田芳文

撮りに行ける風景写真 全国撮影地ガイド (日経BPムック)
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カテゴリ:ハウツー | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0)

CG背景スケッチング〜プロに学ぶ完成までのアプローチ

 Photoshopが大活躍。世界各国のプロイラストレーターが作品をインタビュー付きで紹介してくれる。
 スケッチから徐々にディテールをあげていく様子も見て取ることができる。最後に重要な要素が付け加えられていたり、大胆に構図が変更されていたりと面白い。
 最初のスケッチから構成が変わっていないことも、それはそれで凄いことがわかってくる。

 インタビューでは納得している部分の次に、満足していないところを聞くという大胆なことをしている。
「これで完成品。不満なところはない」という意見も少数あったが、プロでも(時間に追われるプロだからこそ?)自分の作品に思うところがあるのも分かった。
 海外の人たちなので謙遜することなく、自分の作品のいいところを明確に述べている(自分のイラストレーターとしての長所がわからないと赤裸々に言う人もいたが)。

 表紙にもなっている天空都市のイラストなど、都市のイラストに好みのものが多かった。オーガニックな作品は感性の違いがあらわれやすいのかもしれない。

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東洋ファンタジー風景の描き方 ゾウノセ・藤ちょこ・角丸つぶら
背景作画〜ゼロから学ぶプロの技 mocha

CG背景スケッチング プロに学ぶ完成までのアプローチ
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YouTube Perfect GuideBook[改訂第4版] タトラエディット

 今回も流し読みになってしまった……チュートリアルにしたがいながら、登録したり設定したりするべきだと分かっちゃいるのだが。
 スマホアプリは登録済みだし、紹介されている二つのアドオンはクローム用である。検索してみてfirefox版の似た機能のアドオンを導入してみた。

 システム面では広告表示ができるチャンネルの制限がなかなかエグい。新規にYouTubeで稼ごうとする人は減ってくるかもしれない?すでに十分な配信者がいるから、新しい配信者は質を確保したい思惑があったりするのかなぁ。
 グーグルアドセンスと提携している関係で、設定しやすい点はメリットがある。他にもグーグルがYouTubeを買収した意味が感じられた。買収当初はサーバーの維持が大変だと外野から言われていた記憶があるけど、結局はうまくやったと言えそう。
 まぁ、グーグルといえども今後のことはわからない。

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YouTube PerfectGuideBook 田口和裕・成松哲

YouTube Perfect Guidebook [改訂第4版]
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