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電子兵器奪取 谷甲州

 ニューギニア戦線の外伝的な色合いの濃い一冊。電子兵器という呼び方がひどく曖昧で何でTV信管と呼ばないのかなぁと疑問を持った。漢字の字面に拘ったからだろうか。
 登場人物もおなじみの面々で主役をなす技師の深町中佐や古参出演者の陣内少佐、小早川中佐などが活躍する。まぁ、陣内少佐はともかく他のキャラクターは把握できているとはあまりいえないのだが……辻中佐や各務大佐はある意味、個性的といえることが分かった。

 日本軍と米軍で似たようなカードを抱えて同じ意図の元に行動している構図が興味深かった。最後に大差が生じたのは敵の意図を知っているかどうかの情報の差だったのだから際どい戦いだ。といっても覇者たちは際どい戦いは全てものにしてきたので、これからもそうなのだろう。TV信管には戦術的な工夫以外には打つ手がないようだが……って、丸大兵器があるじゃないか!なんで開発主任だった深町中佐が気付いとらんのだ!?

覇者の戦塵1943 - 電子兵器奪取
覇者の戦塵1943 - 電子兵器奪取
谷 甲州
カテゴリ:架空戦記小説 | 13:49 | comments(0) | trackbacks(0)

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