<< 新戦国志3〜京洛燃ゆ 仲路さとる | main | 戦略・戦術・戦史Magazine 歴史群像 No.46 珊瑚海海戦 >>

石川の山の岩石(しま模様の石)〜石川県鉱物保護収集委員会調査記録をもとにして 三森たか子

 ペグマタイトで非常に有名な福島県石川町だが、この冊子ではその東方に分布する変成岩体を中心に記載している。ちょっとだけペグマタイト鉱物の写真もあって、つるりとした電気石が綺麗だった。

 まず子供向けの石川町の河原にみられる石から日本列島の形成まで広がっていく話が収録されている。
 気になったのは模式図の絵がやたらと荒いこと。最初は生徒の絵をそのまま取り入れているのかと思ったが、どうも違うようだ。まぁ、自分が小中学生をやっていたころを思い出せば、いそがしく作られるプリントの絵はあんな感じだった気もする。
 ただプレートテクトニクスを紹介するところで海山が海嶺の真上でできているように見えてしまうのはちょっとまずいと思った。アイスランドなどそういう場所もあるが、海山はホットスポット上で生まれ、ホットスポットが海嶺上にある場合があるとしておくのがより正しかろう。

 うしろ三分の二は本題となる道路工事のさいに露出した変成岩体の調査報告書。
 ものがものだけに鉱物に絞った本よりも徹底した標本採集が行われていて興味深かった。鉱物としても、くさび石など目を引くものが産出している。緑簾石の結晶がでると書きながら写真がないのは少し寂しかったが。
 こうして報告された露頭もいまではコンクリートが吹きつけられて実際に目にすることができない。やりすぎとは思うものの、崩落の話が二度もでてくると必要な場所があるのは認めざるをえなかった。
 報告書内でも分析されているように崩れやすい層理などをチェックしてやる場所を使い分けてくれたら資材の節約にもなるのになぁ。

鉱物関連記事一覧
カテゴリ:地学 | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 21:39 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/1219
トラックバック