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修羅の戦野1〜満州大侵攻 横山信義

 1945年8月。
 悪戦苦闘の末、アメリカへの屈服に近い講和によって太平洋戦争をおわらせた日本の平和は突如として満州への侵攻を開始したソ連によって破られる。
 けっきょく本土を大して叩かれなかったから人口ピラミッドも史実より歪んでいないと思うのだが、それでも著しい出血を強いられる満州での戦いがはじまるのであった。まぁ、朝鮮特需並みの景気刺激にもなると思うが…。

 前シリーズであるところの修羅の波濤のイラストが良かったが、修羅の戦野にいたっては鬼気迫る絵になっていて、それが酷烈な地上戦のイメージをいや増すのであった。表紙と裏表紙まで一枚のイラストでつながっている形式もよい。
 表紙をあっするT−34が裏表紙からみるとバズーカで撃破される寸前であることがわかる構成にニヤリ。

 広大な大地を舞台にしては海軍の活躍は地道なものになるかと思いきや、意外と多くの役割をあたえられている点もよかった。
 TV信管で凶悪性を増したアメリカ海軍の機動部隊が一緒に戦ってくれるのは頼もしい。あまりにも頼もしい――現代でも引きずられている感情かもしれない。

横山信義作品感想記事一覧

修羅の戦野〈1〉満州大侵攻 (C・NOVELS)
修羅の戦野〈1〉満州大侵攻 (C・NOVELS)
カテゴリ:架空戦記小説 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0)

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