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コンスタンティノープルの渡し守 塩野七生・司修

 コンスタンティノープルで渡し守をする少年テオが、想った少女ロクサーナをスルタンに取られた。
 とりかえすために戦うとか劇的なことになるわけもなく、想いを花の形に残して話は終わってしまうのだった。たまらない悪夢である。

 少年が少女の家庭のことをロクに聞き知っていなかったのは、どうにもならない落ち度で、若い時分にありがちな目先の幸せに幻惑された状態だったと知れる。
 ロクサーナとテオに身分の違いがなかったことが余計に絶望的で、どんな娘でも後宮にいれることのできるスルタンの一方的な立場の強さに打ちのめされてしまうのだった。

コンスタンティノープルの渡し守
コンスタンティノープルの渡し守
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