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サハリン争奪戦・上 大石英司

 資源開発ラッシュに沸くサハリンで、より多くの利権を求めるロシア政府が海軍歩兵を施設占拠に動かしてしまう。それに反応した現地部隊やマフィアが過激な行動をとりはじめたから、さあ大変。
 日本のすぐ隣でドンパチが始まってしまう。

 「サークルシティ」の大雑把な見取り図にシムシティに出てきた巨大施設を思い出した。外の環境が極めて厳しいからああいう構造に利点が多いに違いない。施設の充実ぶりから資源開発する場所が段々と宇宙に近付いていっている気もしてくる。
 閉鎖系を志向したことで、中途半端な場所よりも快適そうなのが面白い。まぁ、だからといって戦車砲弾を避けられるわけではなく、開発に何よりも必要な環境は「治安」なのだった。

 いつものサイレントコアの隊長、音無二佐は外務省嘱託職員として活動中で、装備もなければ部下も一人しかいない状態で、兵役経験者の労働者を登用した戦いを強いられている――彼は仕事と性格で分かるのだけど、労働者たちもよく戦ってみせるものだと感心してしまった。そこはやはり日本人とはいろいろ異なる。

 彼に対するは「カイバル峠の守護神」の異名をもつ伝説的山岳コマンド「イヴァン・コルサコフ」。ずいぶんとハッタリの効いた紹介をしていたのだが、さすがに合衆国シリーズに出てきた「先生」に比べれば大人しい……。まぁ、まだ言いきれるほど実力をみせてくれてはいないか。
 下巻での活躍に期待したい。

サハリン争奪戦〈上〉 (C・NOVELS)
サハリン争奪戦〈上〉 (C・NOVELS)
カテゴリ:架空戦記小説 | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0)

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