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不思議な石のはなし 種村季広

 石にまつわる不思議な昔話を巧みに語って綴っていく本。かなりの名文が繰り出されている。
 かつて人々が石に対して抱いていた畏怖がなんとなく肌に伝わってきた。東西の話を比較している点もおもしろく、みんな似たようなことを考えるものだと感心した。

 もっとも硬いダイアモンドの角はけっして欠けることがないから、人に飲ませると胃を徐々に痛めつけていく毒になるという逸話が印象的だった。迷信だと特に断られていない点が気になるが……。
 中世の人にとってダイアモンドはそれだけ珍しく、砕くなんて思いもよらないものだったんだろうなぁ。硬さを毒性の理由にしている点は西洋らしいが、実証してない点は西洋らしくない。そんなところも面白かった。

 話に出てくる石は挿絵になっていて総天然色で描かれた不思議な石たちの姿が楽しめる。ストーリーによく調和しているので、この本に限っては写真ではなく絵で正解だと思った。

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不思議な石のはなし
不思議な石のはなし
カテゴリ:地学 | 12:28 | comments(0) | trackbacks(0)

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