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修羅の波濤外伝1 横山信義

カムヒア、ミッキーマウス
 ディズニーの圧力が気になってしまうタイトルである。そういえばノーズアートに使用される場合でも著作権に煩いのかなぁ。軍を相手にやってのけるまで行ったら、尊敬に値する。
 内容はグアム島へネズミ輸送のパロディ――だからミッキーマウス作戦――を行う米軍駆逐艦部隊と日本海軍水上部隊の戦いを描いている。
 日米で勝ち負けが逆転している以外は普通の展開で、あまり面白味がなかった。史実における31ノット・バークの武名が全てを引っ張っている気がしてしかたがない。

蒼海の牙
 トラック環礁に潜入して戦艦を攻撃しようとするアメリカの潜水艦と、冷飯ぐらい扱いされている海上護衛総隊の海防艦の戦い。日本海軍が組織として、ほとんど戦えていないところが悲しい。
 組織的な弱みをついて翻弄しまくった潜水艦の戦いぶりは見事だった。金剛級はともかく、日向は艦影で大和とと見間違えることはない気がするんだけど。

生命は我が戦果
 飛行艇が潜水艦に雷撃を受ける凄い作品。潜水艦が20ミリの機銃弾を弾くのも……初速が遅いにも程がある。
 歴史は繰り返すみたいなオチは、やたら不吉に感じられた。機長はあのまま無事定年を迎えられたのだろうか。

横山信義作品感想記事一覧

修羅の波濤 外伝〈1〉 (C・NOVELS)
修羅の波濤 外伝〈1〉 (C・NOVELS)
カテゴリ:架空戦記小説 | 20:06 | comments(0) | trackbacks(0)

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