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鉱物・岩石紳士録 松原聰・北村裕花

 鉱物や岩石の特色や使われ方に注目してまとめられた図鑑。
 光る石からはじまって、がっちり初心者の興味をひきつけられる構成になっている。初心者に見せびらかすときに、どんな石を揃えてどんな話をすればいいのか、とても参考になる。
 文章も簡潔で、サクサクと読み進めることができた。

 内容の関係もあって、珍しい石がたまに出てくる――三笠石のエピソードは感動的だ。そうかと思えば、一般的な石でも紹介されていないものがあったりする(たとえば燐灰石)。これ一冊で、鉱物図鑑の用を足すタイプの本ではない事に注意が必要かもしれない。
 あと、よくあることだけど残念なことに、写真になっている鉱物の産地が記載されていなかった。少しでも「場数」を増やしたい私にとっては、産地の記載は欠かせないものなのだが……。アルマンディンの産地が茨城県山の尾であろうことなど、産状から読みとれる標本もあるにはあった。そういうのを増やしたいから産地を記載してほしいんだけどね。

 第三章の「鉱物岩石のある風景」で、石を使った歴史的建造物や石のある名勝が紹介されているところが、異彩を放っている。タージマハルとアンコールワットに行ってみたい。

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