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これはゾンビですか?9〜はい、祝(呪)いに来ました 木村心一

 三原かわいいよ三原。まさかのカラー口絵、まさかのナースコスプレ(好い表情いただきました!)のみならず、彼女の秘められた本心が明かされる――も、織戸にはまったく通じない「短編集気味な長編」となった。
 ラストの展開は圧巻である。

 女王の「歯向かった相手は殺さない」流儀はなんか不思議だ。そのくせ、悪魔男爵と再会したときはアメリカ大陸規模を巻き込んで殺そうとしていたし……。
 考えるに、死ぬよりも辛い目に遭わせることで、それを見た人間が叛乱を起こしたくないとより一層思うに仕向けているつもりなのではないか。まぁ、クーデター首謀者最右翼のアリエル先生には通じていませんけど〜。
 腹黒さチェックで最高値扱いされているのに笑った。そんな大先生が大好きです〜。でも、歩が呪いを受けたときに特別な反応がなかった。トモノリですらなかったのに、心は忘れていても体は覚えているなんて、エロい状態になれたサラスは相当のものだ。
 記憶をなくすことで、妙に素直になれてしまっているセラに並ぶ立場を確保している――セラに並んでも微妙かも。

 ユーの状態も、また微妙だが、ゆいいつ歩のことを覚えていてくれたハルナはスペシャルだな。さすがは天才……!歩と同じ立場に追い込まれてしまったら物凄い依存心が芽生えてしまいそう。
 セラは恋に目覚めているし、ユーは夜の王を倒したときの「ずっと一緒にいる」発言の言霊に縛られているはず。風呂でもトイレでも一緒に行動する展開が楽しみだ。


 短編的になっている部分は、漫画やアニメで先に見てしまっていたので、原作なのにオリジナルに感じにくい奇妙な感覚を味わった。まぁ、これゾン自体、小説よりアニメを先に視ているんだけど。
 あと、ひとつだけツッコミたいのだが、サラスは4人のバックダンサーにシンメトリーを求めておきながら、ユーに「独自のロック」を許すなよ!わけわからんわ!!

木村心一作品感想記事一覧

これはゾンビですか?9  はい、祝(呪)いに来ました<ハート> (富士見ファンタジア文庫)
これはゾンビですか?9 はい、祝(呪)いに来ました<ハート> (富士見ファンタジア文庫)
ケーキ入頭に笑った。セラさん、歩と擬似結婚できなくてキレてますね?
カテゴリ:ファンタジー | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0)

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