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Google Earthで行く火星旅行 後藤和久・小松悟郎

 2062年、予算50万円の火星旅行!水と食料は現地調達。
 日銀の金融政策がどうなっているかは不明ながら、そんな前提で高校生がガイドと一緒に火星旅行に出かけるSF調のストーリー仕立てで、火星の地形地質を紹介してくれる。
 火星探査車とリコナサンスオービターの成果は著しく、私が強く火星に興味を抱いていたころより、多くのことが判明していた。
 わからないことでもわからないなりに、調査の方向性が現れているように思う。やっぱり探査車は偉大である。

 紹介されている画像の多くは、赤と青のフィルムがついたメガネを使うことで立体的にみえるようになっていて、ページをめくる手を止めて火星の地形を堪能することができた。読書のいきおいで流さずに、別の作業を挟むことで読んだことを反芻しながら画像を眺めることができる。
 その学習効果はけっこう高い。

 また、画像の座標を載せているうえに、巻末ではGoogle Earthを使って火星をみる方法も紹介してくれているので、ガイドが説明した地形をいろいろな角度からGoogle Earthで検証することもできるのだった。
 ついでに比較惑星地質学の調査地も座標を載せておいてほしかったと少し思った。そうすればこちらもGoogle Earthで見ることができるわけで。

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Google Earthで行く火星旅行 (岩波科学ライブラリー)
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カテゴリ:地学 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0)

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