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ときめく鉱物図鑑 宮脇律郎 山と渓谷社

 保存方法への注意が特徴的な鉱物図鑑。標本店やミネラルショーの紹介もある。東京が恵まれていることが分かった。国立博物館のミュージアムショップに行きたいなぁ。

 写真に載っている標本はふつうに売っているグレードのものが多いため、この本を参考にすれば庶民的な予算でもイメージとのズレを感じずに集めることができそうだ(タンザナイトは例外)。
 ただし、標本のサイズや産地の記載がないことはいただけない。コレクションの注意点でラベルを大事にすることを謳っているのに写真のラベルが不完全である。

 あと、さらりと自分にとっての新知見が散見されて新鮮だった。紅水晶の発色原因がルチルではなく燐と放射能によるものと言われていたり、硫黄の入手源が原油から天然ガスに変わっていたり、時代の変化を感じる。ただ、トパーズとペリドットの関係は似ているから間違えたのではなく、名前の指す対象が変化したんだと思う。
 新バビロニア時代に銀が金の2.5倍もして、金を銀でメッキしていた話も興味深かった。製錬技術が皆無なら自然銀の方が珍しくなる可能性もあるか?

ときめく鉱物図鑑 (Book for discovery)
ときめく鉱物図鑑 (Book for discovery)
カテゴリ:地学 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0)

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