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これはゾンビですか?12〜そう、私は愛を叫ぶ者 木村心一

 アユミの一人称が11巻から続いていて混乱した。ユー視点にでもなったのかと……まだ呪いが解けていないんだったな。
 まぁ、おっさんが女の子キャラの一人称を描くのは富士見ファンタジア文庫的に王道だし、やむをえない。
 アユムが毛嫌いしていた行動を、アユミになって採ってしまうのは、男時代の嫌悪感が自分の内側から来るもので、心のどこかでああしたいと思っていたからかもしれない。女装願望を打ち消すために嫌っていたんだね――不快。もとい腐海。

 今回はヴィリエのマテライズ魔法学校が修学旅行ということで、歩たちがリフレイン年ライジング組の行動に付き合う。
 中身はまるっきり「参謀旅行」だけどな!マテライズ魔法学校が軍教育を行う機関だと考えれば、あの修学旅行風景は完全に正しい。大先生の教え方が素晴らしい。
 NGをかましたら罰ゲームの設定は謎だが、ユーがメモ帳に「寒い」と書いたのに罰ゲームを受けていないことはアンフェアだと思った。くすぐりの刑を受けて大笑い→世界滅亡のコースに乗るがいいよ。メレンゲのくすぐりにはちょっと興奮した。

 メガロの修学旅行とはち合わせて一触即発の状況に陥るのは作中でも言われている通り、ヤンキー校っぽい。河原で乱闘を演じた後、友情が芽生えれば良かったのに――愛し合っているかい?
 ユーの言葉に影響を受けたメガロたちは歩のことを認識していたわけで、冥界でも地味に有名人なんだなぁ。まぁ、ユーと行動を共にしているのだから、おかしくはない。
 最後はヴィリエと吸血忍者と冥界の三巨頭を一堂に集めてのサミットを歩が提案する。頭領の存在がリリアに知られるのは拙いのでは?女王は確実に謀殺を企むだろうなぁ。歩は晋と楚に和約を結ばせた宋の宰相、華元になれるのか!?
 そんな感じである。

 セラの壊石料理ネタにバカ受けした。サラスが修学旅行の内実を知っていたからには、セラに料理させた裏の理由も勘繰ってしまうのだが……あわよくば大先生を、なーんて。
 すき焼きならぬ剣焼きは美味しそうだった。火力はもちろんファイアーボール?

木村心一作品感想記事一覧

これはゾンビですか?12  そう、私は愛を叫ぶ者 (角川ファンタジア文庫)
これはゾンビですか?12 そう、私は愛を叫ぶ者 (角川ファンタジア文庫)
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