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帝国海軍要塞艦隊2 林譲治

 ポートモレスビー攻略作戦が本格化。空母祥鳳は恐ろしいしぶとさを発揮して、カタパルトを利用した陸上基地に華麗な変貌を遂げる。
 理論的に可能なことは分かるけど、実際にやるのは並の芸当ではない。
 普通の陸上基地であってもカタパルトさえあれば、滑走路は短くてもやっていける理屈だけど、補修性を考えれば割に合わないか。しょせんは応急的な展開である。

 後半からはガダルカナル島を巡る戦い繰り広げられる。機械力を活かして二ヶ月で図面通りの基地を完成させた設営隊の活躍にこちらまで鼻が高くなる。
 しかし、戦局の変化によってガダルカナルに縛り付けられる羽目になってからの展開には胸が痛んだ。重機に燃料を融通できないと言い張る主計士官も、せめて上官に聞いてくれと言うだけの機転があれば、無用な摩擦は生まなかったのになぁ。
 航空機と重機が同じ軽質油を利用していることで、日本陸海軍の設営隊が使っている重機がディーゼルではなくガソリンエンジンであることが分かった。陸軍戦車からのディーゼルエンジンの流れを活かすには何らかの問題があった模様だ。整備関係かなぁ。
 航空基地の補修にも使うなら融通の利くガソリンエンジンの方が都合がいい。あるいは、そこまで考えているのかもしれない。

 あと、ウッドラークが意外に新山を意識していることが判明した。二人の戦いが行き着く先はどこなのか。楽しみでもあり恐ろしくもある。

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帝国海軍要塞艦隊 2 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
帝国海軍要塞艦隊 2 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
カテゴリ:架空戦記小説 | 00:06 | comments(0) | trackbacks(0)

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