<< 帝国海軍要塞艦隊2 林譲治 | main | 帝国海軍要塞艦隊4 林譲治 >>

帝国海軍要塞艦隊3 林譲治

 ガダルカナル島に座礁して要塞となった重巡洋艦青葉がアメリカ海軍の猛攻を阻む大きな盾となる。敵はひたすら航空機だったりするが、三式弾を苦労しながら使いこなして結果を出している。
 青葉を指揮する深見砲術長兼艦長の切れ者っぷりが魅力的だった。どこかの残念参謀とは大違いだ!
 大木運用長の自己批判には感動させられたものの、彼が期待していた通りに指揮官が交代してしまって出番がなくなってしまうと消化不良の感じがある。
 再登場して活躍してくれる可能性はあるのかなぁ。

 エスピリットサント島を囮にしての作戦はなかなか見事だったが、同じ手を焼き直そうとしたのは、いかにも拙かった。しかし、対抗する日本側の作戦もガダルカナル島の航空戦で一度やったことの焼き直しに近いところはあるわけで、まったく兵は詭道だ。

 使い方は大きく変わっていてもシリーズ独自の新兵器があまり出てこないところも特徴といえる。まぁ、名前の付く機体や戦闘艦にないだけで、輸送船や電探にはニューフェイスがあるのだが。良くも悪くも印象に残らない。

 オーストラリア海軍の潜水艦タリスマンとその艦長タンバーがずっと活躍している。昔の作品でもオーストラリア独自の戦車を出していたり、何気にオーストラリアが好きな作者である。
 アメリカの魚雷を使っているから安心、には笑った。完全に不発フラグになっている。戦前映画の手錠が日本製だから脆いよりも流布しかねんな。ごく狭い範囲で。

林譲治作品感想記事一覧

帝国海軍要塞艦隊 3 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
帝国海軍要塞艦隊 3 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
カテゴリ:架空戦記小説 | 20:07 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 20:07 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/1857
トラックバック