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帝国海軍要塞艦隊4 林譲治

 ガダルカナル島とポートモレスビーに猛攻を仕掛けてくるアメリカ軍の前に、日本軍は戦力を配置しきれずガダルカナル島方面で敗退を余儀なくされる。ムンダの航空基地から出した増援が各個撃破されたことが手痛い。
 彼らが余力を残していればもうちょっと時間が稼げたのになぁ――そのせいで割り切れずズルズルと消耗戦に引きずり込まれるよりは良かったのかもしれない。

 ガダルカナル島の海軍部隊が、設営隊がアウステン山に電探基地を築く工事のために用意した諸々で救われる展開は怪我の功名というか、意外なところで意外なものが役に立つ展開は、このシリーズらしいと思った。

 ウッドラークはいつのまにかスプルーアンスの参謀長に収まっていて、いろいろと有益な献策をしている。
 が、いまいちダメ!どうも運が大量にない男であるようで同情を禁じ得ない。敵に学ぶ姿勢は素晴らしいのだが、熱心に学ぶあまりに同じ土俵で戦っているきらいもある。
 アメリカの強みは圧倒的な物量を背景に自分たちのルールでごり押しすることにあるわけで、ウッドラークの能力は皮肉なことに日本軍向きなのかもしれない。

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帝国海軍要塞艦隊 4 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
帝国海軍要塞艦隊 4 (ジョイ・ノベルス・シミュレーション)
カテゴリ:架空戦記小説 | 15:11 | comments(0) | trackbacks(0)

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