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南海燃ゆ1〜海南島の嵐 三木原慧一

 説明があまりされないまま改変をかなり受けている大日本帝国とアメリカ合衆国が激突する。あとから、ちょくちょく歴史改変情報が出てくるので油断ならない。連載ではなく書き下ろしで出ているはずだが、ライブ感を重視した連載を追っている気分になった。
 もちろん考証は偏執的であって面白さのために矛盾を放置している感じではないのだが。

 とりあえず目立つのが古式兄弟の存在だ。子だくさんでありながら軍人一族ということで端から軍隊に入っている。一巻だけでも二男、四男、六男、八男がでてきた。八男は死んだかと思ったが、非常にしぶとく生き残っていらっしゃる……ドイツの技術に感謝するんだな。地球に対する接線方向を考えれば足を向けて寝る心配はあまりしなくて良い。
 対するアメリカのギベオン大尉もかなりの曲者みたいで、軍人一族同士の戦いが目立ってくる気配を感じた。お互いにプロ一族なので無用な恨みは抱かないと思うが。

 あと、経済対策のために戦争がしたくて仕方がないアメリカが日本を挑発するためにとった方法が馬鹿げていて笑ってしまった。
 トヨタ自動車のブレーキにいちゃもんを付けるわ、沿岸での捕鯨に批判を集中させるわ、アメリカ必死だな(笑)以外の感想が出て来ない。同じ気持ちで現代のアメリカを見れば、もっと心を広く持てるのかなぁ。
 お話の中のアメリカと違って現実に存在する脅威だから難しい。

三木原慧一作品感想記事一覧

南海燃ゆ〈1〉海南島の嵐 (C・NOVELS)
南海燃ゆ〈1〉海南島の嵐 (C・NOVELS)
カテゴリ:架空戦記小説 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0)

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