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南海燃ゆ3〜マニラ湾の業火 三木原慧一

 異質な海上の戦いが繰り広げられている。
 旧式戦艦4隻とコンクリート戦艦(戦艦形の陸上砲台)の砲撃戦とは実に珍しいものを見せてくれた。結果は珍しくもなく、数の多い方が勝ったわけで、各個撃破を許した時点で米軍の不利は動かなかった印象がある。
 レーダーで制御され、射撃速度に優れていても30センチ砲が6門ではなぁ。
 日本軍の戦力的優位が圧倒している感じがして、ついつい米軍に肩入れする視点で読んでしまった。日本側の視点の多くを占めるのが、よりにもよって古式・源田・柴田の問題児参謀トリオであることも大きい。
 天才と狂人は紙一重の参謀トリオに感情移入なんてとてもできない。

 まぁ、アメリカ側にはまだまだキンメルの艦隊が残っているわけで、日本側の優位は、艦隊に関して言えば仮初めの代物といえる。ドーリットルの爆撃隊も残っているし、ミッチェル将軍はまだまだやる気に溢れている。
 老人たちの苦しい戦いが続きそうである。

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南海燃ゆ〈3〉マニラ湾の業火 (C・NOVELS)
南海燃ゆ〈3〉マニラ湾の業火 (C・NOVELS)
カテゴリ:架空戦記小説 | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0)

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