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南海燃ゆ4〜老兵たちの凱歌 三木原慧一

 陸上要塞を撃破した古式艦隊の前に、キンメルひきいるアメリカの新型戦艦が立ちはだかる。圧倒的性能差をはねのけて日本海軍は勝利を収めることができるのか。注目、白熱の展開だが、いろいろと結果あり気に思える展開もあって、微妙に冷めた目で見てしまった。
 まぁ、特別攻撃とは結論ありきに決まっている代物。作者にとっての王道と考えれば、その通りなのかもしれない。

 両軍の戦いにはこれまでの作品の集大成的なところがあって「元ネタ」を知っているとニヤリとできた。たとえばレーダーと光学の組み合わせで砲撃パラメーターを得ることは「超弩級空母大和」シリーズの最初で扱われたアイデアだ。引退したはずの老兵や傷病兵を戦線復帰させる点も、「超ド級空母大和」の最終決戦で見られた。
 砲弾にロケットを組み込んだ砲弾で超遠距離砲撃をおこなうネタは新・大日本帝国の興亡で出てきた。問題は出てくる時期で、それぞれのシリーズにおける技術力のバランスが興味深い。要するにドイツの技術は世界一。

 レベルセブンの三人組が戦いが終わるまでに消費したタバコとコーヒーの量を考えると、肺と胃がおかしくなりそうだ。あまりにも不健康極まりない。とはいえ、砲弾の直撃を受けることに比べれば健康的である。

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南海燃ゆ4 - 老兵たちの凱歌 (C・NOVELS)
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カテゴリ:架空戦記小説 | 00:40 | comments(0) | trackbacks(0)

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