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これはゾンビですか?13〜いいえ、全く記憶にございません 木村心一

 裁判の話と同じく長編の間にさしこまれた短編集だった。微妙に本編とかかわっていて、読んでいないと理解の妨げになるからタチが悪い。まったく!角川グループはまったく!
 スピンオフで先に読んでしまった話も多くて、元なのに二番煎じを飲んでいるような不思議な感覚を味わった。おかげで頭の中で映像化しやすいことは強みだな。

 巨乳学園でユーがハルナを出さなかったのは、最大のライバルだと無意識下で認めているせいかもしれない。胸は小さくとも、10巻での活躍はそれくらい大きかったからな。
 すべてを騎馬でやりぬいた体育祭は、やはり戦術描写がおもしろい。織戸はジュース63本もおごらなくても、三原の馬になってやれば良かったのでは?取引の詳しい事情がかなり気になる。犠牲になった女子は三原の想いをくんで我慢したのだろうか。

 感動シーン再現はパロディ連発で滑りまくっていた。ほぼ最初に思ったことをオチで言われたよ……アホのトモノリにすら分かるネタに自分の知らないものがあると、非常に苛立つ。仲が良ければ良いだけ、疎外感を覚える。
 セラもこんな気分だったのかな――むしろ、良く我慢したと思えてきた。でも、足利義輝の辞世の句は分かりませんでした、ごめんなさい。

 最後は平松を1万票とするあからさまな不正によって、三者会談が決定した。民主主義的にそれはちょっと……でも、おそらく冥界もヴィリエも吸血忍者も指導者に権力を集中させた体制なんだよなぁ。
 あんな形で議論したことが不思議なくらいかもしれない。ある種の「謀反」と受け取られなければ良いのだが――特に大先生。

 冥王が刺された急展開は下手人がペンギン型メガロの姿をしている気がして仕方がない。頭領一人では女王に立ち向かえないだろう。一体どうするの?

木村心一作品感想記事一覧

これはゾンビですか?13    いいえ、全く記憶にございません (富士見ファンタジア文庫)
これはゾンビですか?13 いいえ、全く記憶にございません (富士見ファンタジア文庫)
179Pでセラが、さらりとアホの子認定されていた。割とアホじゃないってことは、そこそこアホってわけで……
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