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死闘!特設第三水雷戦隊3巻 林譲治

 ガダルカナル戦に勝っちゃった、勝っちゃったよ……勝ってもその優位を戦争指導にどれだけ活かせるか、激しく疑問なのだが。
 それが活かせていればプロローグで硫黄島の戦いが続けられることもなく、戦争は手打ちになっていると思う。

 しかし、ひとつの秘密兵器から絡めてジェット戦闘機まで持ち出せるようになるとは、大した歴史改変ではある。逆に組織面ではかなり改革が弱くて、それがジリ貧方向に日本を追い込むのだとすれば、組織力を頼りに手持ちの機材で何とかしてしまうタイプの話とは対照的だ――意外と林氏の作品には新兵器の出現率が高いのだが。

 ガ島の戦いは表紙で激烈といわれているわりに淡白で、陸軍よりも海軍の戦いの面がでていた。そもそもガ島確保を言い出したのは海軍なので、仕事をしているだけといえなくもない。
 乙標的の撃沈スコアがまた伸びた。いったい、費用対効果がどうなっているのか想像するだけでも恐ろしい――多分、戦争するのが馬鹿らしくなるな。

死闘!特設第三水雷戦隊2巻感想

死闘!特設第三水雷戦隊(3) ガダルカナル強襲作戦
死闘!特設第三水雷戦隊(3) ガダルカナル強襲作戦
林 譲治
カテゴリ:架空戦記小説 | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0)

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