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死闘!特設第三水雷戦隊4巻 林譲治

 ジェット機の実戦使用が泥縄的に進められる反面、第一航空艦隊の赤城と加賀がかなり情けない方法で撃破される。レーダーを主とする索敵能力の不足が響いてきた。これも最終段階ではかなりマシになるらしいのが信じがたい――もっと信じがたいのは陸軍がアメリカの暗号をという話だ。
 いろいろな迷彩に誤魔化されているものの、林先生が書く「超」な戦記ものに見えてきた。まぁ、常温核融合も凄まじかったが……。

 甲標的と乙標的の合体もそういう視点で見ると、合体ロボットへの憧れみたいなものを感じてしまう。これはちょっとした初代ガンダムのシステムのような気もする。いちばん近いのは陸攻から発射される桜花だけど。
 それにしても江川中尉と伊沼中佐の戦果は異常。このふたりの撃沈トン数でアメリカ軍が受けた被害の何パーセントになるのだろう。特に江川中尉はあと一隻で艦艇撃沈エース。それは一人で一万人近い人間を手に掛けたことにもなる。そこまで行くと現実感がなさすぎる。
 怪物揃いの中で和気少尉の凡人ぶりに癒されるのだった。

死闘!特設第三水雷戦隊(4)
死闘!特設第三水雷戦隊(4)
林 譲治
カテゴリ:架空戦記小説 | 12:49 | comments(0) | trackbacks(0)

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