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覇王 独眼龍政宗2〜直江兼続の挑戦 沢田黒蔵

 会津を部隊に芦名・上杉連合と伊達軍の戦いが幕を開ける。越後勢が鮮やかに戦ったのに対して、芦名勢は真っ二つに別れて戦力の逐次投入をするはめになった。いや、本隊は投入すらされなかったか……情けない。
 せっかく兵力では芦名の方が優っていたのに、直江兼続の立場になってみればやりきれない話だった。揚北衆による帰路での攻撃は泣き面に蜂か。
 よその土地に手を入れて一揆を起こさせるやり口は、伊達政宗の面目躍如といった感がある。

 大内定綱があいかわらずカオスな動きを誇っており、政宗のためにもそれなりに働きながら、秀吉に石田三成を介してよしみを通じ、いろいろと策謀している。まったくもって困ったちゃんだな。
 猪苗代の人質にみせた態度は人の皮をかぶった獣を思わせた。しかし、あんなあからさまに欲をはった姿をみせれば、恩賞にありつける可能性が減るだけでは?
 頭は回るはずなのに不思議な男だ。
 兜がウサミミであることも奇妙キテレツ。愛の前立てに負けていない。
 他の部将たちにも馴染んできて、秀吉を迎え撃つまでの慣らし運転は十分。はたして北条と力を合わせて、合計四十万の大軍をはねのける事ができるのか。人知を超えた戦いが始まる。

覇王・独眼龍政宗〈2〉直江兼続の挑戦 (歴史群像新書)
覇王・独眼龍政宗〈2〉直江兼続の挑戦 (歴史群像新書)
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覇王 独眼竜政宗3〜箱根大決戦 沢田黒蔵
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| 読書は呼吸 | 2014/04/26 4:29 PM |