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真田勇軍記2〜幸村、西海に決起す 伊藤浩士

 大阪城が夏を待たず春の陣で壊滅。西に敵が残っているので家康にとって早めの決着はありがたい。史実のように夏まで耐えていれば少しは生き残りの可能性があったのに。
 大阪城の戦況図が1巻を含めて三枚もあって、じょじょに南側が削られていく様子がよくわかった。真田丸がないと防御力にも限界があるようで、ついでにその知恵も授けてやってほしかったな……。
 後藤又兵衛たちが大阪城の陥落前に脱出して、清正に合流することが出来たのは大きい。御宿勘兵衛は前田領を荒らしに向かったが大丈夫なのかな。伊達政宗が絡んでくるまで耐えていれば、あるいは?
 それよりも新宮行朝が心配だ。大阪城がなくなってしまった以上、紀伊は直接公儀の圧力に晒される。家康が決戦の地を備前と定めているから、大兵力でつぶされることはあるまいが、戦乱に巻き込まれるのではないか。

 九州戦線ではユッキーが黒田長政をむごい方法で撃破した。気持ちは分からないではないので、長政に同情する。兵士のことを少しでも考えれば自分の意地で作戦を強行するべきではないのも事実。
 というか、ベテランたちに任せても本当に田原坂が突破できたとはいまいち思えない。それくらいユッキーの防御態勢は強力だった。

 大阪城の陥落で戦場は中国に移ってきたが、毛利や島津から兵力を引き出せなければ清正の劣勢は否めない。どうやって調略を進めるのか。
 あと、昌幸の遺言はなんなのか――清正は本当に秀吉の子供と書いてある予感!

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真田勇軍記〈2〉幸村、西海に決起す (歴史群像新書)
真田勇軍記〈2〉幸村、西海に決起す (歴史群像新書)
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