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覇 関ヶ原大戦記2〜激流、東へ 青木基行

 関ヶ原で東軍が破れたことにより戦場は美濃から尾張、尾張から三河へと移っていく。困難な撤退戦の最中だからこそ意地をみせる三河武士が続出。中でも本多忠勝と水野勝成の活躍がめざましい。

 しかし、質的な問題が徳川勢にあるのも確かで、朝鮮出兵に加わらなかったことが徳川勢から軍事的経験の機会を奪ってしまったことが重ねて指摘されている。
 家康に野心があったならば、朝鮮に出兵するべきだったと考えられないこともないのか。まぁ、関東の次は朝鮮に領地替えだと言われてしまってはたまったものではないが。

 困難な状況を前にして、武将たちがそれぞれの背景で独自の判断をしていく様子が戦国らしくて良かった。惣無事令からずいぶん経ってはいるが、戦国の気風は失われておらず、むしろ関ヶ原が集大成と言える。そんな感慨をもった。
 暴走して潰えた南条さんがちょっと残念。さりげなく北条と南条が戦っているのは作者の遊び心かな。

覇関ヶ原大戦記2 (歴史群像新書)
覇関ヶ原大戦記2 (歴史群像新書)
 それにしても強烈な表紙だ。なかなかの歯並び、やはりごはんをよく噛んで食っているに違いない。
カテゴリ:時代・歴史小説 | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0)

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