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海戦 世界戦史研究会 新紀元社

 ガレー船の時代から、航空母艦の時代まで。艦船の進歩にあわせて海戦の歴史を追っていく。戦場も地中海世界から大西洋、大西洋から太平洋へと推移していくことが興味深かった。日本の海戦を多めに取り上げている関係もあるが。

 中世や近世のいまいち知名度の低い海戦も取り上げられていて、個人的に知識の薄い部分をカバーしてくれた。
 17世紀になってバルト海ではロシア海軍がガレー船でスウェーデンの帆船に勝利を治めている点が興味深い。近世にカエサルの艦隊かと。気象条件がハマってしまえば有利不利が逆転しうるし、一瞬の偶然で歴史の流れが大きく変わってしまうのが海の歴史である。

 記述にはアラが目立って、艦船の解説からして帆船が現れた年代の説明が明らかに混乱している。受動の文章も使い方がおかしいし、珊瑚海海戦でニミッツ提督が直接指揮を執ったみたいな描写まであった。
 よって全体的に記述にはあまり信頼がおけない。
 すべての船を「号」づけで呼ぶのは、ここまで徹底されれば筋が通っているとも思えてくるが流石に「大和号」は読んでいて辛かった。国名や岳名が使われている以上、号をつけて艦船であることを意識させたいのは分からないでもないが……。

海戦 (Truth In Fantasy 84)
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