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遠き曙光2巻〜南シナ海海戦 横山信義

 柱島を襲った米機動艦隊は南シナ海を南下、シンガポールのイギリス東洋艦隊と合流する。対するは基地航空隊と南雲機動部隊。
 このような構図の元で展開する2巻だが、結果だけを見ればアメリカはミッドウェーをやりかえされたに等しい打撃を受けている。旧式戦艦を頼りにどうやって戦うつもりなのやら――レイテ沖の手口か?まぁ、まだ2隻残っているし、英海軍と合同して遊撃戦に徹すれば空母戦力も侮れない。状況が安定すれば基地航空戦が主体となるだろう。

 プリンス・オブ・ウェールズ&レパルスと金剛榛名の撃ち合いはいかにも横山氏の趣味だけど、納得できる演出ではある。榛名以外はイギリス製なのが何ともいえないが。
 気になったのは重巡洋艦までもがサルヴォーしていたこと。一斉射撃は一撃で敵艦の戦力を奪えるから意味があるのではないか。重巡は間断なく打撃を与える交互射撃を選択すべきだと思う。日本海軍は一斉射撃中毒だといいたいのかもしれない。

 ところで空戦時に敵機が左前方からばかりくるのはどうして?釈然としないものを感じた。全体的に文章の質を落として量産に走っている気がする――たくさん売れるジャンルじゃないからなぁ。無理もないか。

遠き曙光〈2〉南シナ海海戦
遠き曙光〈2〉南シナ海海戦
横山 信義
カテゴリ:架空戦記小説 | 10:26 | comments(0) | trackbacks(0)

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