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かながわの自然図鑑1〜岩石・鉱物・地層 神奈川県立生命の星・地球博物館 編

 神奈川県の地学関係情報を一冊にまとめた図鑑。タイトルのとおりに岩石・鉱物・地層の順番でそれぞれの種類の説明があり、最後に神奈川県の大地の成り立ちが説明されている。最後を読んでから、最初に戻ると、さらに得るものがあるかもしれない。

 神奈川県の地質は狭いわりに意外と種類に富んでいて、丹沢山地や箱根、三浦半島がそれぞれの特色を誇っている。知らなかったところでは横須賀市の池上に蛇紋岩があるらしい。
 ただ、石英閃緑岩など酸性の火山岩は非常に限られた範囲にしか分布していないようだ。最後の方に出てきた関東ローム層が沖積層並で圧倒的だった。
 昔から耳に馴染んでいて気になっていた関東ローム層だが、説明によれば箱根や富士山など複数の火山に起源があって、実物以上の明確なイメージは描けなかった。
 新しく関東ローム層が形成されるイベントが起こったら大変なことになるだろうなぁ。

 個人的に注目の鉱物は、目に見えるものでは128種が確認されているとのこと(2000年時点)。
 やはり玄倉の塩素りん灰石が素晴らしい。色はないが結晶がきちっとしていて、惚れ惚れする。そして、最大の売りである湯河原沸石は鉱物図鑑のページだけではなく、地層のページにも載せられていた。
 変わったところではプロムビエル石が日本唯一の産地らしい。だが、表紙の右下を飾っているのはセラドン石である……沸石の脇役がまさかの抜擢!

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岩石・鉱物・地層 (かながわの自然図鑑)
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