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天体観測の教科書 惑星観測[編] 安達誠・編

 太陽系内の惑星をアマチュアが観測して、研究に役立つデータをえる方法を詳細に解説した本。
 スケッチから入って、動画撮影によるスタックと画像処理、解析ソフトを利用して画像から客観的なデータをえる方法が載せられている。また、天体望遠鏡の調整方法や動画撮影にむいた機材の紹介もあった。

 趣味だからこそ全力投球のいい例で、地上からの限られた解像度のデータでいろいろな事を明らかにしようとする姿勢に尊敬を覚えた。
 ここまでのレベルに到達できるアマチュア観測者は一握りに違いないが、惑星観測の延長線上に存在していることを知っておくのは励みになるはず。
 いまの自分はせいぜい双眼鏡で火星と木星・土星をみるくらいだが、そこで起こっている現象を常に意識していれば、楽しみも少しは増す。

 観測の主力はやはり火星と木星で、歴史的にも多くのデータが蓄積されていることが示されている。ついで土星と金星で、水星や天王星・海王星は相当難しいとまとめられていた。水星に至っては太陽に近いので危険ですらある。
 直接画像が示されてはいないが、木星の衛星から模様をえる例もあると言及されていた。ネット上でみたときは衝撃を受けたものだ。

 強く戒められているのが、画像処理を掛け過ぎて、利用価値のないものを作ってしまわないことだ。少なくとも処理前のデータをあわせて保存することで、冗長性を確保しておくべきだろう。

天体観測の教科書 惑星観測編
天体観測の教科書 惑星観測編
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