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ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代イラク

 2つの大河とともに栄えたメソポタミア文明が副題。メソポタミアがギリシア語で二つの河に挟まれた土地であると本の中でも説明されているとおりで、二重表現気味である。
 非常に薄にも関わらず、先史時代からシュメール、バビロニア、アッシリアの三つの時代に、出土品の保護に関わる問題まで触れている。実に欲張りだ。

 おかげで浅く広い構成になっていて、特別に注目すべき一部に視点が集中している。そこを取っかかりに紹介しているウェブサイドなどで知識を広げて欲しいと言ったところか。
 バビロンの空中庭園やイシュタル門など、目玉はやはり目玉である。
 インタビューを受けている考古学者のはじめて考古学に参加したのはボランティアとして8歳からという言葉も興味深かった。
 考古学の門はいつでも自分が生きている大地に開いているのだ。

 イラクの考古学に関する問題は深刻だ。ひとりひとりが自分の生きる土地に誇りをもって、大事な遺産を守っていってほしいと願う。

関連書評
NHKスペシャル四大文明[メソポタミア] 松本健
五〇〇〇年前の日常〜シュメル人たちの物語 小林登志子

ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代イラク―2つの大河とともに栄えたメソポタミア文明 (ナショナルジオグラフィック 考古学の探検)
ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代イラク―2つの大河とともに栄えたメソポタミア文明 (ナショナルジオグラフィック 考古学の探検)
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