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古代インド〜死者の丘とハラッパーから仏教とヒンドゥーの聖地へ アニタ・ダラル

 またもや幅広いトピックで古代のインドを扱っている。インダス文明のハラッパーから仏教、グプタ朝などまで射程に収めている。
 インダス文明の文字がいつかは解読できそうな言い方をされていたが、本当に可能なんだろうか……単語レベルの短いものしか遺されていないのに。共通する記号がある点は幸いかなぁ。
 遺跡が広大すぎて、まだまだ新発見が期待できる点にも希望がある。インドやパキスタンの人材が育っていて、安定して調査を続けていることも喜ばしい。

 ただし、歴史を政治利用したい人間は多いみたいで、いろいろ面倒な雰囲気はある。
 実際に考古学に関わっている人間はまじめで、アフガニスタンにおいても失われたと思われた財宝がちゃんと見つかった件などは感心した。いつか対立が風化して、現地の考古学者たちが政治や国境にとらわれず研究できる日がくることを願う。

 あと流石にイギリス人が話に出てくる割合が多い。アジャンター石窟発見のエピソードは案内人の考えが気になった。狩猟から探検に切り替えちゃうイギリス人も好奇心旺盛かつノリが良いことで。

関連書評
NHKスペシャル四大文明[インダス] 近藤英夫
古代インド文明の謎 堀晄

古代インド―死者の丘とハラッパーから仏教とヒンドゥーの聖地へ (ナショナルジオグラフィック考古学の探検)
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