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反大坂の陣1〜講和成らず 吉本健二

 備前島からの砲撃が淀殿を脅えさせるどころか、死亡させてしまって講和がご破算になる大坂冬の陣をえがく。枷を外されて徹底抗戦を決めた秀頼は、包囲軍への逆襲を始める。
 大軍で囲みながらも川で部隊が分断され、戦意の怪しい連中が多い徳川軍は主導権を握られてしまう。

 その上、伊達政宗がお約束の天下取りごっこである。独眼竜の火遊びが止まらない。

 大坂の陣ものに付き物である淀殿の鬱陶しさが排除されている点で、ストレスなく読むことが出来た。まだ織田有楽が足を引っ張るのに頑張っているが、乳兄弟を討たれた大野治長は怒りでやる気になっている。
 残虐描写をしっかりと描いているところも良かった。大坂の屏風絵でも、しっかり描かれていること、無視してはいけない。

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反 大坂の陣 1 講和成らず (歴史群像新書)
反 大坂の陣 1 講和成らず (歴史群像新書)
カテゴリ:時代・歴史小説 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0)

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