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反大坂の陣2〜京洛の攻防 吉本健二

 74歳になってもなお活動的な爺、徳川家康。敵に追い回される形で畿内を縦横に駆けめぐる。死期が近づいているとはとても思えない動きである。
 しかも、真田幸村の一撃を受け止めている。まるで川中島の講談だが、もっと凄いのは徳川秀忠と豊臣秀頼が一騎打ちをやらかしたことだ。周囲は止めろよ……本人たちにとっては栄誉でも、おさえられなかった周囲にとっては切腹ものの失策である。
 特に負けて捕縛された秀忠の側近は死を免れない。

 最後には切腹しちゃっているしなぁ……かならず家康のためになるかと言えば、そうとも言い切れない。最期まで暴走した印象が拭えなかった。

 大坂周辺が戦場になって、いろいろと地形に触れられることが楽しかった。東海地方の次に戦国シミュレーションで描かれて印象がある。関東地方は現在の人口が多いのに出番が少な目でもったいないな。

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反 大坂の陣 2 京洛の攻防 (歴史群像新書)
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