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帝国海軍狙撃戦隊 林譲治

 日本で迂回的に建造されていたドイツのポケット戦艦が、第二次世界大戦勃発の流れでそのまま日本で戦力化される戦記シミュレーション。
 鞍馬と生駒と名付けられた二隻の装甲艦は、赤外線探知機を備えていて、野戦や見張りに活用することができる。闇夜に提灯理論の「だから赤外線で行こう」で、本当に実用化にこぎつけて見せた例である。
 ただし、装置が巨大すぎるので新造戦艦や巡洋艦にしか取り付けられない。大和や武蔵あたりも赤外線探知機装備で竣工するのかな。
 大和武蔵といえば、かつて作者が作品に登場させたゲルリッヒ大和武蔵(芸名)を思い出す。あれに比べれば大人しいが、チキンレースじみた接近戦を挑むところは同じだった。
 砲塔をつぶされたら据え付け直すのは諦めて格納庫に変えてしまうあたり、かなり思い切っている。漸減邀撃戦法に関係ない船だから砲門数などが変化しても構わないってことかな。
 まぁ、バランスを考えて兵装を減らさないことについては軍令部ではなく、艦政本部に問題があったことを作中でも臭わせていたから、ちょっと違うか。

 最後の空母ヨークタウンは滷獲できるんじゃないかとついつい考えてしまった。まぁ、駆逐艦の一隻は手に入ったし、上等上等。……駆逐艦じゃレーダーを積んでいないんだよなぁ。

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帝国海軍狙撃戦隊 (ジョイ・ノベルス)
帝国海軍狙撃戦隊 (ジョイ・ノベルス)
カテゴリ:架空戦記小説 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0)

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