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三重の山城ベスト50を歩く 福井健二・竹田憲治・中井均 編

 常に中央からの脅威にさらされていた三重県の勢力が築いた小粒な城が山城で50、平城で17紹介されている。
 織田氏に切り取られたと思ったら、賤ヶ岳の戦いに絡んで秀吉に侵攻され、関ヶ原の戦いでは西軍に攻められたあと、徳川家の前哨陣地になる。
 土地の歴史が、それぞれの城の経緯に現れていた。

 三重の城と聞けば、伊賀のミニチュアのような城のイメージが強かったのだが、さすがに大きなものは山全体を城郭化していたり、石垣を使っていたりする。
 いっぽうでやはり小さな城もあって、館がいくつも集まってできたような保々西城タイプの城が新鮮だった。戦闘になったら、どんな戦い方をしたのだろう。
 あと、(伊賀)春日山城の名前が紛らわしすぎる。長野城もあったなぁ。壬生野という地名は、新撰組で有名な壬生と何か関係があるのだろうか。

 滋賀県の出版社であるサンライズ出版の城50シリーズはこれで東海4県を制覇した。1番目が近江なのは当然だが、2番目に出たのが境を接していない静岡県である不思議。西や北に展開せず、もっぱら東海地方に行っているのは歴史的関心がこの地方で高いからなのかもしれない。

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愛知の山城ベスト50を歩く 愛知中世城郭研究会・中井均
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三重の山城ベスト50を歩く
三重の山城ベスト50を歩く
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