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黒耀石の原産地を探る〜鷹山遺跡群 黒耀石体験ミュージアム

 長野県の黒耀石は、旧石器時代から縄文時代にかけて、遠くまで輸出される重要な資源だった。
 石器の痕跡や採掘跡の発見などから分かってきた黒耀石産地の実態が紹介されている。また、現代において行われている歴史学習の様子も紹介されている。

 最初は河原で拾われていた黒耀石が、取りにくくなるに従って山の中腹を掘るように変化していった経緯が、砂金やダイヤモンドを彷彿とさせる。
 資源開発の展開には似たところができるらしい。やはり自然の力を借りて効率的に採掘がおこなえるうちは、そうするものなのだろう。

 それにしても採掘跡が195も見つかっているのは多い。全盛期の山の様子はそうとうデコボコしていたのではないか。
 まぁ、同時期に採掘が行われていたものは、そう多くないのだろうけど、人間の欲望が地形に影響を与えていく先駆と考えると、ちょっと怖いものがあった。
 遺跡によって産出する黒耀石の形態が違っていて、加工の流れがみえてくるところも面白い。入念な産地の記録と整理があってこその研究である。

関連書評
北の黒曜石の道〜白滝遺跡群 木村英明

黒耀石の原産地を探る・鷹山遺跡群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」別冊)
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