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岐阜で発見された新鉱物 中津川市鉱物博物館ミュージアムレクチャー2007

 産業技術総合研究所地質情報研究部主任研究員の坂野靖行氏による岐阜で発見された4種類の新鉱物に関する講演の議事。なお、岐阜で発見された新鉱物は5種類だが、セリウムヒンガン石については第10回企画展の解説書で宮脇律郎氏が詳細に解説をおこなっているので、言及していないとのこと。
 よって紹介されるのは神岡鉱とプロト鉄閃石、苦土定永閃石、ソーダ金雲母の4種類となる。

 講演者の坂野氏は苦土定永閃石、ソーダ金雲母の発見に密接に関わっていて、非常に詳しいというか、専門的すぎて圧倒される話が展開されている。呪文か。
 苦土定永閃石、ソーダ金雲母は微細すぎるほど微細で他と混在した鉱物だが、どちらにも宮脇律郎氏が共同研究者として参加していて、分析装置の提案を適時おこなわれている。
 困ったときに適切な方法がさらっと出てくるセンスが凄い。他の専門家や標本を提供したアマチュアとの連携も分かって、繊細な研究が行われる現代の日本における新鉱物発見の流れが掴めた。まぁ、千葉石みたいに肉眼的な鉱物が発見されることだって、まだあるわけだが。

 講演者ゆえの謙遜もあってか、筆者の働きぶりはわかりにくくなっているが、地道でマメな作業があってこその新発見であることは読みとれた。

関連書評
第10会企画展 長島鉱物コレクションと蛭川の鉱物 中津川市鉱物博物館:セリウムヒンガン石発見の詳細はこちらの本にある


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