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宇宙戦争1941 横山信義

 41年ぶり二度目の火星人襲来!イギリスが各国に秘密にしていた火星人の襲来が第二次世界大戦の最中、日本が真珠湾を奇襲するタイミングで行われる。
 おかげで米海軍は壊滅を通り越して、重油タンクとオアフ島の市街地ごと消えた……生物として違うだけに、まったく容赦がない。
 イギリスもドイツもソ連も国内を襲われており、日本は遠征先で火星人の兵器(トライポッド)と衝突している状況だ。本土が攻められなくて幸運だったと喜んでいるけれど、イタリアも攻められていないんだよなぁ……国力を冷静に分析して、上から順番に攻撃しているだけかも。フィリピンや東南アジアへの侵略が説明できないけれど……そちらを各国が協力して分析する作戦も開始されたので「ファーストコンタクト」モノとしても楽しみだ。
 イギリスはトライポッドを回収して分析できていないのか?伊吹秀明氏による同種の「宇宙戦争勝手に引き継ぎ」小説では各国がトライポッドのコピーに成功して異次元な勢力争いを繰り広げていたなぁ。

 火星人が世界大戦の最中に攻め込んできて人類を一致団結させたのは、戦争で消耗させるメリットよりも、戦争で兵器が発達するデメリットの方が大きいと考えたからか。
 トライポッドは戦艦でしか撃破できておらず(引き替えに交戦した四戦艦はすべて沈没している)FSの略称で呼ばれる「空飛エイ」も体当たりでしか撃墜できないなど、1941年の人類には非常に手強い相手だ。これはもしかして大和大活躍!?
 敵が強すぎるほど強いおかげで日本とアメリカの戦争が「なかったことにされる」くらいの奇跡が起きている。

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宇宙戦争1941 (朝日ノベルズ)
宇宙戦争1941 (朝日ノベルズ)
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