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宇宙戦争1943 横山信義

 人類の反撃がはじまった!
 日米が火星人の占拠するフィリピンのルソン島に二度にわたる攻撃をしかけ、ついに宇宙戦争ではじめての勝利を得る。多大な出血を強いられる勝利であったが、代わりに得たものも大きかった。
 何よりも大きなものは、人類同士たすけあう信頼関係であろう。臭い話だが「真実」だ。

 火星の兵器体系はかなりいびつであり、何よりも熱戦砲の射程と連射性能に制限がある。この辺り技術バランスよりも「原作縛り」で性能が決まっている関係もありそうだ。
 おかげで人類はなんとか勝利を得ているわけだが、「次の戦争」はどうなることやら……さすがに火星まで攻め込むことはできないし、コミュニケーションの取れない相手に終戦の方法まで考えなければいけないんだよなぁ。
 それは人類の叡智を結集する必要があるわ。

 火星人の脅威を前にアメリカが新兵器を矢継ぎ早に送り出している。この調子で核兵器が火星人相手に使われるのか、気になるところだ。最悪の場合はボルネオ島の熱帯雨林が消滅する……地球への降下を許してしまった以上は、犠牲なくして勝利なしである。

 FSに対空砲をつぶされながら戦う戦艦の姿に著者のデビュー作「鋼鉄のレヴァイアサン」を思い出した。ヴァツーチンがいればトライポッドなど……!?

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宇宙戦争1943 (朝日ノベルズ)
宇宙戦争1943 (朝日ノベルズ)
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