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眩関ヶ原4〜死闘、親子鷹 吉本健二

 秀吉軍は九州の、家康軍は東北の諸侯から援軍をえて戦力を回復。いっぽう、信長は北陸で前田や丹羽から兵力をえていた。日本中の兵を総ざらえして再度の決戦がおこなわれる。
 死傷者数が酷いことになっている……ただでさえ激戦続きなのに、復活者が自分の余命が短いことを承知して兵に無理をさせるものだから強行軍での被害も大きそうである。

 真田昌幸が戦死したが、伝説的な人物であるほど復活者との区別がつけにくくなっていて死亡への感慨がわきにくかった。
 架空の名前であるユッキーに討ち取られているし……歴史シミュレーションへの大いなる皮肉を感じてしまう。

 徳川家康が非常に情けないことになっていて三河武士ひいきとしては悲しかった。一線で活躍し続けていた榊原康政も悲しい戦死をして、完全に人材不足である。
 戦闘力の点からも結城秀康の価値は高かったのに。
 もっと悠然と構えて生者の代表顔をしておけば、こんなことにはならなかったはず。自分と似た境遇になってしまった秀頼に噛みつかれて殴ったシーンが特に悲しかった。

 最後は再度関ヶ原で秀吉軍と信長軍が激突。関ヶ原の地はどれだけ血を吸えば満足するのであろうか。

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眩 関ヶ原〈4〉死闘、親子鷹 (歴史群像新書)
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カテゴリ:時代・歴史小説 | 00:07 | comments(0) | trackbacks(0)

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