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鉱物ハンティングガイド 松原聰

 「知れば知るほど奥深い!鉱物採集の世界」とのことで、奥深くを知る楽しみを奪ったりはせず、触りの部分を注意事項おおめで紹介する本。
 個人的には何度も読んだような内容であるが、2014年の執筆時では鉱物種が4900に達していることが分かったのは自分の中の情報更新だった。
 俗に4000種で覚えていたが、もはや5000種の方が近いな。日本でいう「中国四千年」の歴史を中国人は中国五千年の歴史と主張するという……関係ないが。

 熊本県松橋町の綺麗な透明から青色のコランダムは新しく発見された産地のものかな?はじめてみた。
 あと、標本のサイズをアメリカ人が表現するのに、マイクロ、サムネイル、ハンド、キャビネット、ミュージアムの段階を与えられていることを学習した。

 鉱物写真は博物館のものと、コレクターのもの。極端に珍しいものはあまりないが、自分の力で探せそうなお宝の雰囲気はある。
 でも、表紙の左にデカデカと載せられたカッティング済みのスピネルは国産じゃないよね……例に挙げられているものの多くは国産だったが、別に鉱物採集を国内に限らなければいけない理由はないな。
 いわいる産地荒廃についてはいろいろあるようで、ちょっとナーバスな感じもした(国立公園などで取る方向で)。立ち入り禁止の看板も連絡先が記入していなければ悪戯と区別がつかないと強気である(鉱物採集禁止ではなく、あくまでも立ち入り禁止の話である)。

 自分はめっきり産地に足を運ばなくなってしまったが、鉱物ハンティング趣味が廃れない節度をたもって、人々の健康に寄与してほしいものだ。

関連書評
鉱物採集の旅5〜東海地方をたずねて 加藤昭・松原聰・野村松光
関西地学の旅3宝石探し僑映顳夏編 大阪地域地学研究会

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