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そだててあそぼう85〜ウマの絵本

 こんどうせいじ・編、もりまさゆき・絵。
 子供向けのそだててあそぼう絵本シリーズにウマが登場!……アラブの王族子弟を対象にした絵本なのかな?今の日本でウマを育てられる家庭がどれだけあることか。軽車両あつかいで実用できるのはロマンだけどねぇ。

 ただ、本文を読んでみると牧草で育てる場合に必要な土地の面積は1平方メートルで1kgの草が取れるとして、350〜700平方メートルと言われており、土地が有り余っている地方なら完全に不可能ではないと思った(冬の分は飼料を買わなければいけない)。
 それよりも蹄の手入れがたいへんそうだ。獣医との連携も定期的にしなければいけないだろうから、そういう人のいる土地柄でなければ家庭で飼うのは難しいと思う。あるいは自分(家族)が獣医や調蹄士ならば話が早い。
 やっぱり現実的には馬術クラブ(ただしトレッキングに積極的な)かなぁ。先生、木曽馬に乗りたいです……。

 モンゴルにはウマの模様を表現する単語が無数にあるというけれど、日本でもけっこうマニアックな表現があるのだと知ることができた。
 2009年の本書発行時点では日本の在来馬は8種類で2000頭。うち、北海道のドサンコが1500頭で、宮崎の御崎馬が120頭、与那国馬が90頭だから残りの290頭で5種類=1種類あたり58頭しかいない明治政府のせいで城郭だけではなく日本の在来馬もピンチである。
 ドサンコの一年中森に放し飼いにされている生態を知ると、ヒグマの被害が心配になった。

 じっさいに子供がそだててあそぶのに使えるかは怪しいが、とても勉強になる本だった。あと、イラストに暖かみがあって好きだ。

関連書評
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ウマの絵本 (そだててあそぼう)
ウマの絵本 (そだててあそぼう)
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