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老子と荘子の言葉 100選 境野勝悟

 老荘思想から重要だったり、わかりやすかったり、心に響いたりする名言を50ずつ抽出。1ページで解説をおこなう一冊。人生の羅針盤に?

 右ページは老荘の名言がちょっと書いてあるだけなのでページ数が実質半分に感じた。しかし、重みは左右のページで変わらない。左のページを圧縮して右のページに込めておきたい。もっと深い意味だって見つかることがあるかもしれない。

 個人的な好みなのか、老子の言葉の方が気に入るものが多かった。長いたとえ話で意味をひもといていく荘子のスタイルと本書のスタイルの相性があまり良くない可能性もある。荘子の名言は話の枕のキーワード的に感じる。
 老子は解説があるから、いい言葉だと思えるけれど、ないと意味にたどりつけない。

 井の中の蛙大海を知らずの逸話で蛙が低くみられている感じが、今までの話からは訝しかった。是非善悪などないのでは?「自慢するな」系の警句が多いので、そちらに分類するべきなのだろうな。

 働きすぎの人に「世を挙げて之を誉むるも、勤めるを加えず」の言葉を贈りたい。おだてに乗って飛び降りるしか降りられないところまで登っちゃダメだ。

関連書評
自由訳 老子 新井満
古典コミックシリーズ「荘子」 真崎守

老子・荘子の言葉100選―心がほっとするヒント (知的生きかた文庫)
老子・荘子の言葉100選―心がほっとするヒント (知的生きかた文庫)
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