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ダンピール海峡航空戦・下 谷甲州

 東部ニューギニアを目指してラバウルからダンピール海峡を経て南下する輸送船団を焦点に日米豪の海空戦力がついに激突。
 ブナ基地に配置された設営隊とレーダー、少数の戦闘機隊の活躍が目立つが、すでに日本軍は敗北を経験しており、その反省の元で作戦が行われていることも見逃せない。おいしいところだけ主人公たちがさらっていった面はあると思う。
 それにしても中尉たちが元気一杯だ。昔日の秋津、陣内、小早川トリオをみるようだ。あと日下部記者も忘れられない。上村尽瞑のことは忘れてもいい気がするけど――いまごろネギま!の超鈴音を弟子にして別世界に旅立っていることであろう。

 陣内少佐の行動もかつての満州を思い出させて熱かった。あのころは馬賊相手に乾いた砂塵の中を歩きつめたものだ。少佐になっても戦場での態度が変わらないところがいかにも陣内らしい。
 それに比べると秋津と小早川の両名はそれぞれ参謀、部隊指揮官としての落ち着きと識見を帯びるようになったものだ。陣内少佐が成長していないってわけではなく彼は彼でいいのだが。
 この三者三様の成長もシリーズ通して顧みると興味深い。

谷甲州作品感想記事一覧

ダンピール海峡航空戦〈下〉―覇者の戦塵1943
ダンピール海峡航空戦〈下〉―覇者の戦塵1943
谷 甲州
カテゴリ:架空戦記小説 | 13:17 | comments(0) | trackbacks(0)

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