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ヤギの絵本 まんだまさはる・へん いいのかずよし・え

 そだててあそぼうの25巻。「貧者の乳牛」と言われたヤギなら現代でも飼うことができそうだ。実際に飼っていて円形の草刈りをやらせている家を見かけたことがある。
 ただ経済動物としては日本でやっていくことができず、本書発行の2000年までに24年間ヤギを研究してきた著者は苦労もしたらしい。南西諸島や沖縄で地方料理と結びつく形で生き残っている印象はぬぐえない。

 大航海時代に無人島に放されて、植生を食い荒らしてしまっているヤギのことだから、頑丈だろうと思いこみがあったけれど、育て方を知ると意外と繊細なところがあった。野生では死ぬヤギも出しながら全体で増えていっているのだろう。人間が飼うと弱い個体でもケアするが。
 自分で餌箱から餌を引っ張り出して踏みつける習性があって、いちど踏んだ餌は食べないなんてところには、確かに一筋縄でいかないものを感じる。

 子供が離乳してから240日も乳を出し続けること(これはウシも同じらしい)や妊娠期間が150日であること、1日に2〜3.5の乳を出すことなど、何となく覚えておきたい。
 ウシと違って届け出をすれば一般市民が解体できることも……沖縄でウシを違法に解体して捕まった人がいたなぁ。
 雄のヤギは訓練すれば車を引くことができるという記述も気になった。種ヤギになれなければ大半は肉にされてしまうのだろうけど……。

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ヤギの絵本 (そだててあそぼう)
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がらがらどんを思い出して怖い。
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