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HST ハッブル宇宙望遠鏡のすべて 沼澤茂美・脇屋奈々代

 歴戦の古強者、ハッブル宇宙望遠鏡の成果を太陽系内の惑星から、130億年前の銀河まで幅広く紹介する一冊。学術的な価値があるだけではなく、非常に美麗で見応えのあるハッブル画像が楽しめる。
 惑星状星雲の一覧は宝石箱をあけたみたいで本当に綺麗だった。あるいはケーキ屋さんのウィンドウみたいと表現しても良いかもしれない。
 まだ惑星状星雲になっていないが、レッドレクタングルがテーブルカットのレッドベリルみたいで綺麗だ。

 太陽系内天体については探査機が実際に接近しているので、もっと解像度のいい画像を得られている場合もあるが、他の天体に関してはほとんどがハッブル宇宙望遠鏡の画像がベストと思われる。
 冥王星の画像では、ニューホライズンズが撮影したハート模様がハッブル宇宙望遠鏡から得られた画像の段階でなんとなく分かってニヤリとした。
 ガリレオ衛星やタイタンなど外惑星の衛星まで模様を撮影できていることが本当にすごく、宇宙望遠鏡の威力を思い知らされる。

 イータカリーナ星がベテルギウスと同じくいつ爆発してもおかしくない星であることを知った。宇宙には爆弾ばっかりだなぁ。

 銀河を超えて銀河団まで対象がひろがると、ちょっと脳がついていけないところがあった。アインシュタインリングには、どこまでアインシュタインの名前にあやかるのかと……。
 四半世紀をこえて稼働しているハッブル宇宙望遠鏡だが、まだまだ成果をあげてくれることと信じる。スペースシャトルが退役してメンテナンスができない状態になっている点が解決されてほしいものだ。

HST ハッブル宇宙望遠鏡のすべて~驚異の画像でわかる宇宙のしくみ~: 太陽系から最果ての銀河まで…宇宙がはっきりと見えてきた
HST ハッブル宇宙望遠鏡のすべて~驚異の画像でわかる宇宙のしくみ~: 太陽系から最果ての銀河まで…宇宙がはっきりと見えてきた
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