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古田織部の陶工たち 古田織部美術館・編

 副題は「九州の「へうげもの」高取焼を中心に」
 九州の高取内ヶ磯の窯から世に送り出された陶器には複数のマークがつけられており、それらには遠い生産地の美濃などや消費地の京都などから出土する陶器と共通するものが見られる。
 そのことから古田織部がつくらせた陶器の全国的な展開を視覚かしようとする特別展示のパンフレット。

 新しい産地については京都で活動する陶工たちが現地におもむいて指導や作陶をおこなっていたらしい。
 戦国武将が日本全国はおろか朝鮮にまで移動したことを考えれば、不思議なことではないのかもしれないが、言葉などで苦労することもだっただろうな。
 焼き物を作るという行為が朝鮮人陶工をふくめた彼らの「共通言語」だったと想像してみる。

 収録されている作品は九州のものが多いが「めぎゃあ」として、いかにも古田織部好みである。同じ形状でも釉薬によって表情が変わることが面白かった。
 巻末には瀬戸六作・瀬戸十作・織部六作などの伝説的な陶工の情報がまとめられている。

関連書評
世界をリードした磁器窯〜備前窯 大橋康二
織部焼 NHK「美の壺」制作委員会
炉の歴史物語 杉田清
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